こんにちは!株式会社PICSISの五十嵐です。
今回は工場ではなにかと使うエアーツールの【エアー漏れ】について
その原因と対策を解説、おすすめのアイテムを紹介していきたいと思います!
工場エアーツールにおけるエアー漏れの実態
マシニングセンタを始めとする工作機械は、エアーコンプレッサーによって圧縮されたエアー(圧縮空気)の供給があって初めて正しく動作します。
エアーが正しく供給できなかったり、あるいは汚れていたりすると、マシニングセンタなど工作機械の機能が使用できなくなり、最悪の場合には機械そのものの故障につながることもあります。工作機械のトラブルや故障を防止するうえで、エアー供給回路およびコンプレッサーの定期的な点検・メンテナンスは非常に重要です。
しかしながら、機器や配管の接続部および各機器の内部における圧縮空気の漏れ量は、工場のエア使用量の約20%といわれています。電気料金が高騰している昨今、早期のエアー漏れの発見と修繕は効率の良い省エネ対策に繋がります。
エアー漏れは【エアーリーク(air leak)】とも呼ばれます
工場におけるエアー漏れ箇所の部材別比率
上記グラフは月刊誌『省エネルギー(2014年8月号)』に掲載された工場におけるエアー漏れ箇所の部材別比率です。
このように部材別でエアー漏れ箇所を見ると、バルブ、ホース、カプラーが8割以上を占めていることが分かります。
よくあるエアー漏れの例
エアー漏れの原因には配管やホース類の亀裂など修繕が必要なものもありますが、継手の緩みやバルブの閉め忘れ・未使用のバルブが開いているなど簡単に止められる例も見られます。
エアー漏れ1か所で年間約800kgのCO2が排出?【エアー漏れによる損失例】
エアー漏れは空気を圧縮するための電気代やそれによって排出されるCO2の量が多いことが分かっています。実際エアー漏れ1か所からどのくらいの損失があるか見てみましょう。
コンプレッサーを複数台使用している場合などを考えると、エア漏れでかなりの無駄づかいをしてしまっていることが分かりますね。専門の業者が行ったエアー漏れの調査では工場の1エリアから40か所発見され、年間で20万円近い損失になった事例もあります。
【こんな時は要注意!】エアー漏れのチェックリスト
エアー漏れはまさに『チリも積もれば山となる』というように日々の点検、対策をしていれば省エネにつながりますし、放置すれば大きな損失にもなります。そのため、エアー漏れをチェックする専門の業者もあるくらいです。
【エアー漏れ対策アイテム】TST社『スイングカップリング』のご紹介
エアー漏れ省エネ対策として大人気アイテムのTST社【スイングカップリング】をご紹介します!通常のカプラーを交換することで、省エネ効果だけではなく安全性も確保できる優れものです!
スイングカップリングと一般的な汎用カプラの比較
汎用型一般カプラ | TST社(オエティカ) | |
写真 | ||
本体材質 | 鉄 | 鉄 |
最高使用圧力 | 1.5Mpa | 2.5Mpa |
耐圧力 | 2.0Mpa | 60Mpa(破壊圧力) |
使用温度範囲 | -20℃~+80℃ | -20℃~+100℃ |
残圧除去機能 | 無 | 有 |
シール材質 | NBR(ニトリルゴム) | NBR(ニトリルゴム) |
安全ロック機能 | 無 | 有(ダブルロック) |
重量(R 1/4 オネジ) | 100g | 106g |
エアー開閉バルブ構造 | 有 | 無 |
構成部品点数(写真参照) | 9 | 7 |
その他 | プラグの挿入・分離時に流体 が流出するため取扱い注意 大量生産品のためエアー漏れ による定期交換が生じる | ISO/TS16949 認証 ISO9001 認証 ISO14001 認証 特許2730598号 取得 特許3354933号 取得 US特許5326072号 取得 |
原産国 | 日本製 | トルコ製 |
まとめ
いかがでしたでしょうか?
エアー漏れの早期発見と対策は省エネにも効果的であることが分かりました!
今回ご紹介したスイングカップリングはPICSISでも取り扱いをしております!
お見積り、お問合せは下記フォームよりお気軽にご連絡ください。
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